こんにちは、おふとんです。
発売前から「カップルがイチャイチャしながら冒険するゲーム」ということで(私の中で)盛り上がっていたHaven。
プレイしてみると、短いながらも先が気になり最後まで進めたくなる物語。
そしてユウとケイの関係や性格に引き込まれてどんどんと盛り上がっていくイベントや会話が随所に散りばめられた、上質なゲームでした。
この記事では
- Havenはどんなゲームなのか
- 感想を書きなぐる
- スクショでHavenを味わって
をお送りします。最後までどうぞ♡
1. Havenはどんなゲームなのか
- 種類:カップルのイチャイチャな会話が多いアクションRPG
- プレイ時間:14.7時間
- 対応ハード:Steam(2020年12月時点。Nintendo Switchでもいずれ発売されそうな気もする)
- 開発:The Game Bakers
- ローカライズやパブリッシング:架け橋ゲームズ
空を飛ぶ
小さな島々の移動手段は半重力ブーツでの飛行です。
歩くこともできますが、とっても遅いのでほぼ飛行することになります。
スレッドと呼ばれる水色の線の上をなぞって飛ぶことで、水色の力がブーツに溜まり、島中に染みている錆びを取れるようになります。
この錆は宇宙船の修繕や回復薬に必要なので、スレッド上を飛びながらどんどん入手したい!
また、初めのほうはスレッドも低空にあることがほとんどですが、
島々を開拓していくと空中に伸びたスレッドも登場し、いつのまにやら優雅に空を飛ぶようになります。
スレッドをなぞって飛ばなければ到達できない場所も出てくるので、
島を余すところなく飛び回って開拓、錆を除去していきましょう。
ご飯を作って食べたり、栽培したり
島に生えている植物を入手して、二人でご飯を作って食べたり、回復薬を一緒に作ります。
何をするにユウとケイは一緒!
たまに取れる種は彼氏のケイが栽培してくれるので、植物が育っていないか毎日確認することが日課になります。
育った植物もご飯の材料になります。
2人で協力して戦う!(ムズイ!)
島に生存している生物たちは、錆に侵されて凶暴になっています。
荒れ狂う生物たちを鎮めるために戦うのですが、これがなかなか難しい。
左側のボタンでケイを操作、右側のボタンでユウを操作するという少し斬新な戦闘。
左のケイは攻撃のコマンドを押して…
じゃあその間に右側のユウは防御のコマンドを押しておくか…
あ、ケイの攻撃が終わったからまた攻撃のコマンドを押して…と、右手と左手で別々のことをする操作。
なんだかピアノを弾いているような気分になってきます。
そんな絶妙な操作の掛け合いで戦闘がうまくいくと、とても爽快!
抱き合い、キスをして、よく話す2人
とにかくユウとケイはよくおしゃべりします。
多くはなんてことない会話なのですが、ひとつひとつの言葉からお互いの愛情がにじんできます。
会話は選択肢の時もあり、選んだ言葉によって「自信がついた」とポジティブな効果を発揮します
(この効果はどこで発揮されていたのか結局分かりませんでした。)
交わされる会話によって、彼女たちがなぜ2人きりでいるのか、
どういった家庭でお互いが育ち、何が好物でどんなことに興味があるのかなど、色んなことが分かってきます。
オープニングムービーで一気に引き込まれる
Havenを初めてプレイした時に、オープニングムービーで一気に気持ちが持っていかれました。
このムービーはすごいぞ…一体なんなんだ…と調べたところ、
高津幸央さんというテレビアニメを数多く手がけている方の作品でした。
開発したThe Game Bakersの中の人が日本大好きなようです *1 ねえ。
オープニングムービーに力が入っているゲームって実は少ないと思うんですよね。
昔働いていた映画館で、映写技師の先輩が「映画ははじまりとおわりがすごく大事」と言っていたので、
それ以来、映画を観る時にはいつも「はじまりとおわり」を大切に見るようにしています。
映画と同じように、ゲームのはじまりも大事な部分ですよね。
これから何時間、または何十時間も付き合ってゆくゲームなのですから!
初めてプレイする瞬間はワクワクが止まらない時間でもあります。
*1 恋人たちの逃避行を描くARPG『Haven』ー愛は愛でも、日常の愛を描いている【開発者インタビュー】
2. 感想を書きなぐる
いやあすごくよかった!
そもそも上記でも話しておりますが、オープニングムービーがとてもよかったです。
このオープニングムービーだけで元を取った気分になるほどです。
ちなみにエンドロールもとても良い!
さらに、エンドロールの前のサブエンドロールが出てくる箇所もめちゃめちゃにセンスが良いです。
ああ、ここでエンドロールが出てくるのね…という驚きがあります。
カップルで冒険するゲームということで、けっこうおちゃめなゲームなんだろうなと思って気軽に始めました。
たしかに中盤ぐらいまではキャッキャウフフで手を繋いでキスをして冒険をしていくのですが、
だんだんと彼女たちの心の中のモヤモヤした部分が垣間見えてくるのです。
自分たちの国を捨てて駆け落ちした二人。
「駆け落ち」という言葉が持つイメージは、情熱的でありつつも、地面がとてもやわらかく不安定です。
頭の中のどこかで故郷の想いを持っていながらも前に進んでいるような…。
そんな「駆け落ち」をする若い二人の心の葛藤がとても丁寧に描かれていて、
いったいどうやってこのゲームは終わるんだろうと気が気でなりませんでした。
一緒に寝ているとユウが「怖い夢を見た」と言い夜中に突然起きたり。
「もう寝た?俺は寝れない。寝ようと思うと不安で押しつぶされそうになる。君の前では元気にふるまっているけれど、それすら辛い。だけど無理にでもふるまっていること自体が今の自分を保てているのかもしれない」と、寝ているユウに語りかけるケイ。
冒険している最中でも会話は発生し、「この場所が見つかったらどうしよう」「今にも彼らが来そうで怖い」などとちょこちょこ不安を吐露する場面も。
そんなネガティブな気分とカップル特有のイチャイチャな気分が交互に折り重なっていて、
とにかく最後まで飽きないゲームでした。
会話シーンはびっくりするほど豊富にあり、聞けなかったやりとりや発生していないイベントがまだまだあるんだろうなあと感じながらのクリアになりました。
駆け落ちした原因というのはかなり切羽詰まったことなのですが、
それでも国や友人、家族を捨てて駆け落ちするという決断は、若い二人にとってはかなり負荷のかかることだったと思います。
終盤にも大きな決断を迫られるのですが、彼女たちの持ち前の明るさで乗り切る場面はとても爽快で、
感動的で、ちょっぴり切なくて涙が出る最後でした。
スクショでHavenを味わって
最後まで読んでいただきありがとうございますー!
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