こんにちは!今回も幸せなゲーム時間を過ごせました、おふとんです。
先日「FINAL FANTASY XV」をクリアしましたのでね、
レビューを書いていきたいと思いますー!
一言でいうと超超楽しかった!
今まで死なずに生きてきた自分を褒めたたえたい。
産まれてきてくれてありがとう、私。
そしてありがとう、スクエニ。
評価がずいぶんと低いゲームだったけれど、遊ぶ前から他人の言うことなんて気にしちゃだめよね!
低評価の嵐だったということは知っていたのですが、
世の意見というのはこれほどまでに参考にならないんだなあということを改めて感じましたよ。
自分の想いや感覚は大切にしてゆきたいですな。
まあ発売日から今までずいぶんとアップデートを重ねてきたゲームではあるので、
最初のほうは本当にひどかったのだと思う( ·ᴗ·̥̥̥ )
- プレイ時間:60時間
- レベル:54で苦労せずにクリア。
サブクエが途方もなくあるので、探索しながらこなしていくといつの間にかレベル上げもしちゃっていた。戦闘楽しい。 - スクリーンショット:約2000枚。この記事を書くために見直さなければいけなかったので撮りすぎたなあと反省した。
最高だったこと5つあげるね
あげる前にみんなに伝えておきたいのだけれど、
私はFINAL FATASY7からしか遊んだことがない、にわかファンです。
しかも12はつまらなくてクリアできず
つまらなすぎて何も覚えていない
13は戦闘が難しくてレベル上げも面倒でクリアできず。
物語の続きは気になったけど無理だった
本当にFINAL FANTAYのこと好きなの?って感じですな。
好きなのです。許して。
❶ みんなめっちゃ喋ってくる
こんなゲーム初めてだよ。
戦闘中でも探索中でも、とにかく仲間たちが気軽にしゃべってきます。
「靴に砂入っちゃった」
「だっるー」
「ここ暑いなあ」
戦闘中にうまく立ち回れなかった時は
「今のだっさー!」
って言ってきます。うるさい。…嬉しい。w
なんだかイケメン集団の一人としてしっかり存在してる感じになってめっちゃ楽しい。
ダンジョンの暗い洞窟に入った時も
「なにか出てきそうじゃない?」
「ねえ、今何か、いた?」
って煽ってくるwwww 怖いわ!www
主人公含む4人のキャラがはっきりしているので、掛け合いが気持ちいーいのです。
サブクエ、またの名を「おつかい」している時だってなんだかんだで楽しい。
友達と面倒くさいと言いながらも気ままに散策する感覚。
一番好きな掛け合いは、朝一に仲間に近寄ると「おはよう」やら「よう」やら挨拶してくれるところ。いいよね、一日の始まりの挨拶って大事。
❷ 仲間にカメラ担当のホストがいる
こんなゲーム初めてなのよ、惚れる。
道中にめっちゃ写真撮ってくれるホスト仲間(メンバーのうちの一人)のプロンプトという人がいるのですよ。
写真を撮るのが好きなようで、自撮りも交えながら戦闘中(!)でも撮ってくれます。
負けそうな時よくあるからちゃんと戦ってほしい
物語を進めてゆくと、写真を撮るという設定も過酷なエンディングに耐えうるための大切な行動なんだよなあ…とだんだんと悲しい気分になってきますよ。
途中からもうずっと切なくて辛みを感じながら旅する感じになります。
ちなみに写真はランダムに撮ってくれるので、主人公の顔が他の人の手で邪魔されて見えなくなっていたり目をつぶっていたり、
戦闘中なんかは手前の木々のせいで何も見えなくなったり、ただただ愛しい。
最初のほうはカメラの腕がまだまだなので、プロンプトは自撮りという形で写真におさまっているのですが、
カメラレベルがあがるとタイマーを使えるようになるので、プロンプトもみんなと同じように動きのある姿を見せてくれます。
私はプロンプト推しでしたのでね、幸せよ。めっちゃ保存したよ写真。
今回はキャラクターが男ばっかりなので、女性は超楽しいと思う。
ずっとイケメンと旅ができるんだから!
ちなみにプロンプト以外の三人にも担当があります。
主人公のノクティスは「釣り」担当。
メガネをかけてたイグニスは「料理」担当。
体が大きくてたくましいグラディオは「サバイバル」担当。歩くとどんどんスキルが貯まるよ。
ノクティスめっちゃ釣り好きなのこの人。
いたるところに釣りできるスポットがあって、いろんなルアーでいろんな魚を釣ることができます。
大きな魚を釣ると他の3人がめっちゃ褒めてくれるのも嬉しいところ。
長時間釣りをしていると仲間も飽きてくるようで
「スマホゲーやっててもいいかなあ」
「王子のご機嫌がななめになるからやめな」
って釣りしてる後ろで言ってきます。
いつの間にか夕方になって、オレンジ色に染まった水面で釣りをする幸せを知ることができます。
❸ 厨二感を存分に味わえる(至高)
FINAL FANTASYといったら厨二病をわずらってなんぼでしょう。
ただ私は7からしかプレイしていないので、
初期から厨二感があったのかどうかを知り合いの年上お兄さんに聞いてみたところ
「なかった」そうです。いつのまにかそういう流れになったっぽい。
FINAL FANTASYの何がそんなに好きなのかと問われれば、
「厨二みがあるから」と即答します。
もしこの記事を見ているあなたも私と同じような感覚の持ち主でしたら、
FINAL FANTASY15は買うべきです。
ストーリーもキャラの動きもセリフも技も音楽も何から何までクドい!だがそこがいい!
最後らへんの戦闘なんてああた鼻血出ちゃうよ。
召喚獣がここぞとばかりに勢揃いしてクドい戦闘して、
そこにクドい音楽が合わさってクドさの重なり!超かっこいいんだから!よく分からんけど涙まで出てきちゃう。なんの涙かもう私にも分からん。とにかく心臓は鷲掴みにされていることは確か。
もう「厨二」という浅はかな言葉では表せない壮大なクドさ!
まさにこれが「FINAL FANTASY」!
もう15で終わりなんじゃないか…と思えるぐらいやりきった感があるんですよね、厨二を。
16は出るのかな…なんだか色々あって危ういよね。
❹ 戦闘が超爽快!(初心者歓迎!)
戦闘はいままでのFINAL FANTASYとは全く異なっていて、
「戦う」やら「魔法」を選択するのではなく、ボタン操作で戦うアクションになっていました。
初めは少し不安でしたが(私はゲームが下手なのでね)、初心者の私でも超かっこよく戦闘することができるのですよ!
ボタンをポチポチ押すだけで勝手にかっこよくキラキラしながら戦えます。
一番の見所は、ノクティスが持っている力ですね。
武器を投げると投げた武器の場所まで瞬間移動できるのです!
映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」でも存分にこの力を見ることができます。
↑吹き替えも字幕もどっちも観たがどっちもいいよ!
アクションがめちゃめちゃ多いから吹き替えだとくまなく観れるよ!おすすめは吹き替え観てから字幕ですw
もうねーこれ、超かっこいいんだ!
エフェクト!キラッキラよ!
なんども武器を投げて敵をぶっ刺すことを連続させた時のエフェクトよ!キラッキラ!
投げたところに移動する、ということは空中戦になるのですよ。
延々空中でキラッキラさせながら戦えるということです。
手軽に最強の厨二感を演出できる!私が厨二よ!
すごく遠くにいる敵にも一瞬で近づけるので、
初めの一刀はこの技で入ると戦闘がうまくいきます。というか、かっこいい。
そんなかっこいい戦闘をしていると、プロンプトが
「ノクティスかっこいい〜」と褒めてくれるので嬉しいしかっこいいし気持ちい。最高です。
それに良い感じの戦闘をすると経験値も多く入るので、とにかくかっこよく戦うのがおすすめ。
どんどんかっこよくなって自分のことを好きになりましょう。
物語を進めて行くと召喚獣も召喚できるのですが、このインパクトがとにかくやばい。
地球を破滅させるんじゃないかというぐらいのパワーで雑魚キャラを倒しにくるw まさに厨二の無駄遣い!ゾクゾクするよ!
エリクサーのように使いどころが分からずおかしな場面で使っちゃうのがいつも悔やまれる…
❺ 物語が本当にツボった(厨二極まる)
やはりFINAL FANTAY15で特筆すべきところは物語ではないでしょうかね!
残酷すぎー!俺をいじめるのはもうやめろー!と叫んでいましたが、
よく考えると今までのナンバリングたちもわりかし残酷な物語、多かったよなあ〜ということで、
いつものFINAL FANTASYが健在ということですかね。
ここからはネタバレのネタバレです。
クリア後のグダグダ一人トークという感じです。
話せる友達が一人もいないのでね…この記事で想いをぶちまけて次のゲームに進みたいと思います。
映画やアニメで事前準備をしてはいたものの、それ以外の情報は入れずに遊び始めたので、
「イケメンたちとワクワクホスト旅をして世界を救う感じ」な気持ちになってしまっていたのが大きな間違いでした。
今回は進めば進むほど、これってFINAL FANTASYの集大成なんじゃないかなあと感じましたよ。
チョコボに乗ってきゃっきゃするのほほん旅から、
だんだんと自分の運命にがんじがらめにされて
真っ暗闇を歩くことになる主人公を目の当たりにして、
進めるのが嫌になって数日ゲームできなかったよ。
だって進むほど辛い。いいことないの!進めても!w
物語を最大限楽しむ上で、アニメや映画は観たほうがいいですよ。
特に映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」はゲームをプレイする上では必須!
映画ではノクティスたちを送り出した後の王都での過酷な戦いを描いております。
父王レギスがどんな想いを持ち王であり続け戦うのか、
王の証である指輪に託されている歴代の王たちの魂や、
故郷を捨て王のために葛藤しながらも戦おうとする人々の想いなど、
ゲームと同じぐらい超激熱に語られております。
終戦の提案をおこなってきた敵を招き入れたことにより、
敵に有利な状態で戦争になってしまいます。
けれど父王レギスはだまされたわけではなく、どうにかして戦争を終わらせたかった。
そのために自分の国に招き入れて自国で全てを終わらせようと思ったわけです。
それでも太刀打ちできないほどに帝国は力をつけてきてしまっていることをまざまざと見せつけられたわけですね。
マジで無念の死です。まあそれもレギスは計算済みではあったのですがね。
だからこそ王ではなく父親として笑顔でノクティスたちを送り出したのですから。
ここらへんのレギスの活躍は映画でしっかり描かれておりますで、観たほうがいいです。
ちなみにこの映画を観たあとは
「やってやる!あとは俺にまかせろ!必ずやってみせる!うおおおふおお!帝国のやろう!」
と超やる気になります。まあゲームを進めてまもなく、そんな気持ちボッキボキに折られるんですけどね。
ここで心が複雑骨折した場面をランキング形式でお伝えしますw
本当悲しいから…覚悟してほしい。
第1位 最愛ルーナに生きて会えなかった(ひどすぎ)
これさ、反則だよね。許せないよ。
ルーナはノクティスに会えるんですけどねえ。
大規模な戦いで気を失っているノクティスを抱きかかえて助けようとするのですから。
ノクティスは、数週間後にベッドで目覚めた時にルーナが死んだことを知るんです。残酷すぎないかね。
会えなそうな空気はなんとなく感じてはいたんですけどね。
でも、それでも会いたかったんだよルーナに。
12年前からやりとりしていた交換日記もノクティスのベッドに置いてあって、
最後のページにはルーナの分身である青い花が刺さっていましたよ。
そして手中には、ルーナを含め多くの人が犠牲になった指輪が握られているんです。ノクティスへ指輪を託すために、本当にたくさんの人が死んだよ。つら。
つらすぎてこんな指輪はめれないよなあ。歴代の王も含めて色んな人の感情詰まりすぎ。
第2位 ルーナの分身でもあったお花畑や故郷が焼き尽くされていた
ベッドで目覚める前に、ノクティスは夢でルーナとお別れをするのです。
青い花が一面に咲き乱れた場所でお別れをするのですが、
ルーナが「仲間と一緒に故郷にきてね。丹精こめてお世話した私の分身である青い花々たちが迎えるからね、来てね。今までありがとう。あなたに出会えてよかったわ」みたいに遺言を残すのですよ。
私はこのお花畑を見ることができれば、ルーナの死をきっと乗り越えられると考えたわけです。
で、故郷に行くと火の海。お花畑も焼き尽くされたらしいんだわ。
こんなひどいことある?お花畑ぐらい残しておいてくれよ…。
ここらへんで私の精神は限界に。
ゲームを進めるのをやめようか真剣に考えたのですが、
レギスがノクティスに言った「途中でやめることはできない」という言葉がこれほどまでに胸に響くものなのか。進めるしかないのですよ。
王や世界のために自分を犠牲にしてきた道のりや、
立場上ノクティスに会うことを許されなかった境遇を、実は辛いと感じていたルーナ。
そのことを彼女が死んでから初めて知ったノクティスは
「聞いてあげられなくてごめん」と悔やみまくります。
けどこれ悔やみきれないよー!だってルーナもう死んでるんだから!えーん!
そんなノクティスは自分の仲間が同じ後悔をしないよう、
最後のキャンプで「やっぱつれえわ」と弱音を吐くんですよ。
料理担当のイグニスが作ったごはんを美味しいなあとみんなで食べていると、
「過酷な運命を全うすることを受け入れた自分」とは違う自分が顔を出してくるわけですな。
グラディオの「ちゃんと言えたじゃねえか」という言葉が印象的な場面です。
以上、悲しいランキングをお送りしました。
ルーナが死んでしまった時点で私の物語は「終わった…」という感じでした。
だって結婚することを目的としてゲームを進めてたからな!
さらにイグニスも両目を失明してしまい、文字通りお先真っ暗。
父も故郷も最愛の人も失くした上、大事な友人の両目も失くして。
ノクティスはとうとう前を向けなくなっちゃうのです。そりゃそーだ。
そんな状況で仲間のグラディオがめっちゃ追い打ちをかけてきます。
「お前のためにみんな犠牲になってるんだ。お前はなんとしても進まなきゃいけんのだよ!本当にお前は王なのか?こんなしょぼい王見たことねーわ!しね!(←ここまで言ってないけどこう思ってるのを感じた)」とかいって。
あんなにキャッキャしながら旅していたのが突然険悪に。
杖をカンカンしながら歩くイグニスを気遣ってみんなゆっくり歩くのだけど、
私はいつもの癖でどうにも走ってしまう。
ちょっとでも走ると「おい、走んじゃねーよ、後ろ見ろよオ・ウ・サ・マ」ってめっちゃ煽ってくる。
このグラディオのいじめみたいな煽りに落ち込みまくって、数日ゲームできなかった…。
「靴に砂入っちゃったー」とか
「だるいなあー」「あははー」とか言って楽しんでた旅はとっくに終わっていた。
なぜグラディオがこんなに煽ってくるのかというと、すでにたくさんの人が私たちのために犠牲を払っているからなんです。
どんなに辛く険しい道のりでも、もう止まることができないわけです。
父王レギスも「最後までやりとげろ」と言ってノクティスを送り出してるんですよ。
運命が分かっていた王は送り出すの、辛かっただろうなあ。王ではなくただの父としてずっと接したかったよね。
ちなみにグラディオは先祖代々王に仕えているのです。
だから甘っちょろいノクティスに我慢できないわけです。こんな王につかえたくないですからね。
こっちは命預けてるんですから。
そんなグラディオの父と王レギスは、今のノクティスたちと同様一緒に旅をしていた親友です。
映画ではレギスと一緒に戦いあっけなく死ぬ彼を見ることができます。帝国は大きく強いですな。
ゲームではこのグラディオ父の死に対して全く言及しないんですよね。
そこは王家に仕える一家の子供であるグラディオの決意の表れな気がして、
ノクティスが考えるよりもずっと前から覚悟を決めているのが分かります。
色々な絶望がありながらも物語は進むのですが、
世界の平和はノクティスの命と引きかえだということが分かります。マジか。私命まで失うんか。
けれどノクティスの心はもう決まっていて、いさぎよく戦い命をかけて世界を救うわけです。
太陽が昇らず夜が続く敵だらけだった世界に太陽が昇った光景を、
ノクティスは見れずに死んでいったのでした。超綺麗だったよ。
太陽に照らされた3人はどんな気持ちだったのだろう。
大切な親友が命をかけて取り戻した尊い景色なのです。
ノクティスが最後の戦いを挑む前に、持っていく写真を決めるというイベントがありましてね。
プロンプトがパシャパシャ撮ってくれていた写真から4人で映っている写真を選びました。
エンドロールが終わったあとで、ノクティスとルーナの結婚式が見れます。二人とも死んでるのに。
でも先ほど選んだ写真をほほえみながら二人で見ているのですよー。
二人がいる場所がどこだか分らんのですがね、たぶん二人は出会えたのでしょう。そう思わずにはもうやっていけんよ。心はすでにズタズタ。
なんだかんだでこの場面が一番泣けるよね。泣けるよね。
ということで、私としては超ハッピーエンドでした。
出会えてよかったよ、ほんとうに。
終わりに
クリアしてから二ヶ月ぐらい経ってしまいました。
本当はすぐにでも想いをまとめて記事にしたかったのですがねえ。
想いが重なりすぎて筆が進まない、進んでもまとまらないという感じで
こんなに時間が経ってしまった。しかもまとまらないまま。
ゲームをクリアした後の感覚って、本当に一過性のものですよね。
まあそれはゲームに限ったことではないのですが、
他のエンターテイメントに比べて遊ぶ時間が長いので、
感情の深さは底なし沼のようになります。
そこから色々な想いや紐づく出来事を拾い上げて、まとめて、文字に落とし込む工程というのは、
本当に身を削るような感覚になります。
今まではその工程をしてこなかったのですが、
クリア後の瞬間をどうにかして何かに保存したいと思いいたってこのブログを立ち上げているわけなのです。
ゲームをクリアするたびに、これからもこうやって向き合うのでしょうな。
こんな記事ですら、何かを一から作り上げるというのは苦痛を伴うものです。
なぜこの苦痛を進んで味わうのかというと、
私には私だけにしかない感情が今ここにあるからです。
誰にも邪魔されない感情です。
それを形にしたい。苦痛を伴いながらな!
画像フォルダが火をふくぜい!
2000枚の思い出画像を最後の最後におすそわけ。
ここまで読んでくれてありがとう。
あなたも私も良いゲーム人生を!
しかし長すぎる記事だな…!読んでくれたあなた、感謝です。
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